育児疲れしていませんか?産後うつを防ぐためにできること

育児
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身体の不調、感じていませんか?

育児をしているお母さん、毎日大変でゆっくり休むこともできませんよね。
『最近なんだか疲れているな。』『なんだか気分が悪くて気持ち悪い。』
こんなことはありませんか?

小さい子どもがいると自分の時間もなく、子どものお世話ばかりしている気が
しませんか?

・朝、早くから子どもに起こされる。
・食事の支度
・食事を食べさせて、食べ汚しの片づけをする。
・おむつを替えたり着替えさせたりする。
・お昼ごはんの準備、片づけをする。
・子どもと遊んだりお昼寝させたりする。
・夕飯の準備、食べさせてから片づけをする。
・お風呂に入れて寝かしつけ

子どものことだけでも最低これだけやるべきことがありますよね。
その他にも授乳をしたり、泣くのをあやしたりいろいろあります。

やらなければならないことは子どものことだけではありません。
子どものお世話をしながら掃除したり、買い物に行ったり用事をしたり
家のこともしなければなりませんよね。

これだけのことをしたら一日が終わってしまいますよね。自分の時間なんて
ありませんよね。これでは疲れやストレスが溜まってしまいますよね。
お母さんが、『気分が悪い、気持ちが悪い』原因はここにあるのかもしれませんよ。

疲れやストレスがたまるとどうなるの?

育児でストレスをため込んでいませんか?

・イライラすることが多くなった。
・泣きたくなることがある。
・朝起きるのがつらい
・不眠
・ぼーっとする
・食欲不振になった。
・めまい
・吐き気
・気分不良
・頭痛

このような症状を感じていませんか?このような症状があれば、
それは自律神経失調症かもしれませんよ。

自律神経失調症になると身体や気分が落ち込んだり動くのが辛かったり
不調に感じてしまいます。こうなると育児をするのはしんどいですよね。

これを我慢して毎日頑張りすぎると症状が悪化してしまうことも
考えられるんですよ。

自律神経失調症ってなに?

自律神経とは身体の器官をコントロールしている神経で、バランスが
崩れてしまうと身体や心の不調をきたしやすくなってしまいます。

不調を引き起こす大きな原因の一つにストレスや過度な疲労があるんですよ。
症状は人それぞれ異なり、目に見える症状が出ないので、病院でも
なかなか診断名もつきにくく治療も難しいんですよ。

<自律神経失調症になりやすい人>
・ストレスを感じやすい人
・ストレスのたまりやすい環境にいる人
・生活のリズムが不規則な人
・まじめな人
・環境の変化に弱い人
・ホルモンバランスの影響

このような人が自律神経失調症になりやすいんですよ。産後、
子どもができて生活のリズムや環境が変わりますよね。

ホルモンバランスも大きな変化があります。子どもがいると休みたいときに
ゆっくり休むこともできません。思うように物事が進まずイライラしたり
ストレスがかかりますよね。

もちろん身体的にも疲れることがたくさんあります。育児中のお母さんは
自律神経失調症になりやすい状況にあるんですよ。

身体の不調が続くな、気分が落ち込んだりやる気がでないなと感じる人は
心療内科を受診してみるのもいいかもしれませんね。

自律神経失調症を改善するのはどうしたらいいの?

・十分に身体を休める

育児をしていると夜中に子どもに起こされたり、おむつを替えたり、
授乳したり不眠になりやすいですよね。

まとまった睡眠がとれないことで常に身体が疲れている状態になっていることが
あります。まずは、身体をゆっくり休めてあげることが大切なんですよ。

昼間、子どもが寝ているときに少し仮眠をとるのもいいですよね。
夜、寝つきが悪いなという方は足浴や手浴をして手足をよく温めてから
寝るのもいいですよね。

また、アロマを使って心を落ち着かせるような香りをかいでみるのも
いいかもしれません。身体をゆっくり休めてあげてくださいね。

・規則正しい生活を送る

食事の時間や寝る時間をなるべく規則正しくしましょう。体内リズムが
狂うのも自律神経失調症になる原因となってしまいます。

子どものお世話で忙しいかもしれませんが、子どもと同じ時間に食事も
バランスのとれたものをきちんと食べられるといいですね。

・適度な運動をする

身体を動かすこともとても大切です。身体を動かすことにより
血液の流れをよくして手足を温める効果があったり、胃腸も良く働くように
なりますよ。

体力も付き、身体の調子がよくなることで不調も改善しやすくなります。
また、できれば外の空気を吸いながら運動できるといいですね。

家に引きこもってばかりいると、体内バランスも崩れやすく、気分も
どんよりしてしまいますよ。
外の空気を吸ってリフレッシュできるといいですね。

・自分の時間を楽しむ

育児をしているとずっと子どもと一緒でストレスもたまります。
そんな時は少し子どもを預けて自分の時間を持ちましょう。

家族の方に任せたり、それが難しければ育児支援のサービスを利用して
一時預かりやファミリーサポートなどを利用してみるのもいいかもしれません。

自分の好きなことをしたり、美容院やマッサージに行ったり
リフレッシュするのもいいですよね。
育児だけでなくお母さん自身の時間も作ってあげましょう。

ネガティブなことばかり考えてしまっていませんか?

毎日育児をしていると子どもができる前は感じなかったストレスや疲れを
感じるようになりますよね。

自分の自由にできる時間もなくなりイライラしたり、悩んだりすることも
増えてきます。

・何もないのに涙が出てくる。
・何のために自分が生きているのかわからない。
・やる気が出ない。
・自分が消えてなくなってしまえばいいと思うことがある。
・子どものことをかわいいと思えない。

ご自身がこのような状態になってはいませんか?こんな風に気分が落ち込み、
ネガティブなことばかり考えてしまう状態のお母さん。
それは産後うつかもしれませんよ。

産後うつとはどんな状態?

産後うつとは『うつ病』の一種です。妊娠をして出産をした女性の身体は
ホルモンバランスに大きな変化があります。また、それは大変崩れやすく
身体や心の不調を引き起こしやすいのですよ。

そんな時、産後のうつ状態にもなりやすいのです。産後うつの期間や
症状は個人差がありますが、大体、産後2~3週間くらいから
2~3か月頃に症状を感じる人が多いようですよ。

多くの人は1年ほどで症状が落ち着きますが、ずるずると症状を
ひきづってしまい長期間症状が治まらない人もいるようですよ。

<産後うつの症状>
・いつもイライラする。イライラすることが増えた。
・そわそわして落ち着かない。
・何事にもやる気が出ない。
・子どもはかわいいが育児を苦痛に感じる。
・不安なことばかり考えてしまう。
・過食や食欲不振になる。
・頭痛がする。
・倦怠感がする。
・夜寝つきが悪い、不眠。
・下痢や便秘をする。
・なんでもないのに涙がでてくる。
・自分ばかり大変な気がする。

人それぞれ症状は違いますがこのような症状が伴います。
いくつ当てはまりましたか?多ければ多いほど危険ですよ。

産後うつの何が危険?

『産後うつ』の症状は、軽い場合、人から見ても『育児に疲れてるんだな。』
と思う程度に感じるかもしれません。

しかし、産後うつは放っておくと症状がエスカレートし、
恐ろしいことになるんですよ。

・育児が難しい

身体の調子が悪かったり、やる気が起こらなかったりすると
体力のいる育児をすることが難しいですよね。

イライラして子どもを怒ってしまうばかりになり、また自分に嫌気がさし、
またストレスがかかりますよね。悪循環です。

ひどくなると子どもはかわいいのに暴力をふるってしまうということも
あるんですよ。

・お母さん自身の健康が保てない

食欲不振になったり、過食になったり、夜眠れないとお母さん自身の健康が
保てませんよね。体力もなくなったり病気しやすい身体になってしまうことも
考えられます。

・自殺の危険性

うつ症状がひどくなると『こんな生活から逃げたい』
『子どもを育てる自身がない』『自分が消えてなくなってしまいたい』
そう考えるようになってしまうことがあるんですよ。

これは、かなり重い症状ですよね。こうなると自殺を考えたり、
命を落としてしまうこともあるのです。

実際、産後うつの状態に陥り自殺してしまったという人もたくさんいるんですよ。
恐ろしいですよね。

産後うつの症状を改善するためにできること

自殺を考えてしまうほど辛い場合は、一刻も早く心療内科や精神科を受診する
必要があります。適切な治療が必要になってきますよ。

ちょっと気持ちが落ち込んだり、やる気が出なかったり、身体的に軽い症状が
ある場合は、お母さんの心や体の限界がきているというサインです。

しっかりお母さん自身の身体や心のケアをしてあげるのがいいでしょう。

・休息をとる

まずは身体を休めてあげることが大切です。しっかり睡眠時間を確保し
身体や脳を休めてあげましょう。

夜も子どもの世話が大変で休めないときは、お昼間にでも子どもと
一緒にお昼寝したり、仮眠の時間を確保するのがいいですね。

・頑張りすぎない

産後うつは頑張り屋さんがなりやすい病気なんですよ。育児はとても
大変なんですよ。なんでも完璧にする必要はありません。

食事や料理、手抜きできるところは手を抜いて、その分、自分の好きなことを
する時間が作れるといいですね。全部を一生懸命がんばりすぎると
疲れてしまいますよ。

頑張るところと手抜きするところ、判断して上手に時間を使いましょう。

・引きこもらない

育児をしているとついつい家の中に引きこもりがちです。家にいる時間が増えると
悩む時間も自然と増えてきますよね。外に出て人とお話したり、
外の空気を吸ったりするのもリフレッシュに最適な方法です。

一日一回は外の空気を吸えるといいですね。

・人に頼る

自分一人で育児を頑張ってはいませんか?しんどい時、辛い時、悩みがある時は
旦那さんや家族の方、友人、相談できる人に相談してみましょう。

たまには子どもの面倒をみてもらうのもいいですよね。きちんと話をしないと
人にはしんどさ、辛さは伝わりませんよ。地域にもよりますが、
相談の場や子どもを預かってくれるようなサービスもあるはずです。
活用してみましょう。

まとめ

育児をしていて『消えてしまいたい。』と感じるのは身体や心の危険信号です。
早急に解決する必要があります。まずはしっかり休息をとり身体を休めて
あげること、そして一人で頑張りすぎず人に頼ることも大切です。

身体の不調をきたしやすい産後の身体と心、しっかりケアしながら
子育てができるといいですね。お母さんが心も身体も健康で笑顔でいることが
できるのが子どもにとっても大切なことです。

育児はいろいろ環境や生活が大きく変化し、お母さんは大変ですよね。
身体や心が不調をきたしやすい時期です。

小さい子がいるとどうしても子ども中心の生活になってしまい、
お母さん自身のことは管理できていないということも多いのではないでしょうか。

不調が続くなか頑張りすぎるともっと調子が悪くなってしまいますよ。
まずは、お母さん自分自身の身体もゆっくり休めてあげてくださいね。

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