産後に肌荒れするのはなぜ?原因と対策方法をご紹介!

育児
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産後の肌は乾燥しがちに

産後にはさまざまな体の変化を感じるものですが、肌の変化もその一つです。
肌の変化を感じるのは、肌が荒れてしまったためという人が多いです。
それでは、なぜ産後は肌が荒れてしまうのでしょうか?

ここでは、産後の肌荒れの中でもよくある症状「乾燥」についてご紹介します。
なぜ産後は肌が乾燥しやすいのか、その対策方法を知って肌荒れを改善してみましょう!

産後に肌が荒れるのは、ホルモンバランスの変化が大きな原因と言われています。

なぜ産後は肌が乾燥しやすいの?

産後、肌が乾燥しやすい原因はいくつかあります。

  1. 肌のバリア機能の低下

産後はホルモンバランスが大きく変化します。
それによって肌のバリア機能が低下するのです。

バリア機能とは、肌表面にある角質層が乾燥と外部刺激から肌を守る役割のことです。
角質層は、水分を十分に蓄えることでこの役割を果たしています。

ホルモンバランスが崩れると、この角質層を作りだすサイクルが乱れてしまいます。
そして新たな角質層が作られず、バリア機能が低下してしまうのです。

バリア機能が低下した肌は、皮膚を守ってくる皮脂膜が不十分な状態です。
そのため、外的刺激を受けやすく肌が乾燥してしまうのです。

  1. 免疫力の低下

産後は免疫力が低下すると言われています。
その理由には、育児による寝不足・疲労、母乳育児による体力消耗があります。

免疫力が低下すると、肌だって弱くなり肌のバリア機能も低下します。
その結果、肌が乾燥しやすくなってしまいます。

  1. 体の水分不足

母乳育児は、思っている以上に体内の水分が母乳に使われることになります。
きちんと水分をとっているつもりでも、体は水分不足になりやすい状態です。
そのため、普段通りの水分補給では水分不足になり肌も乾燥気味になってしまうのです。

また、育児で忙しくなると無意識のうちに水分を摂る量が減ってしまいがちです。
その結果、体の水分が不足し、肌も乾燥しやすくなってしまいます。

産後の乾燥肌の対策方法は?

産後に起こる肌の乾燥の原因を知ったところで、対策をしてみましょう。

  1. 水分をたくさん摂ろう

水分を多く摂るほどよいというわけではなく、1日1.5~2Lを目安に摂るとよいです。
また、水分補給は温かい飲み物の方がよいでしょう。
冷たい飲み物は体を冷やし、利尿作用が出てしまうためです。

さらに、温かい飲み物は血行もよくしてくれます。
血行がよくなれば栄養や水分が体全体に行きわたり、乾燥肌も改善されやすくなります。

  1. サプリメントで栄養補給をしよう

本来なら、栄養バランスのよい食事や休養をとることで免疫力を高めることが可能です。
しかし、産後は忙しくて食事の栄養が偏り、寝不足になりがちでそれは難しいです。

そのため、サプリメントを利用することがおすすめです。
例えば、肌の修復や新陳代謝を活発にしてくれるのはビタミンAです。
他にもセラミド、ヒアルロン酸などの美容成分を摂れるサプリメントもあります。

ぜひ取り入れてみましょう。

  1. 毎日の洗顔の方法も気を付けてみよう

多くの人は、朝晩2回の洗顔を行うと思いますが、朝の洗顔方法を変えてみましょう。
水、またはぬるま湯ですすぐ程度にするのです。

乾燥がひどい肌の場合、洗顔剤を使うと必要な皮脂まで洗い落とすことになるのです。
就寝中の汗などの汚れであれば、水やぬるま湯でも十分落ちるので安心してください。

また、洗う時はゴシゴシと擦るのはNG です。
摩擦が刺激となって、ますます乾燥しやすい肌になってしまいます。
自分の肌はデリケートなのだと意識しながら優しく洗いましょう。

そして、洗顔後はすぐに化粧水をつけて保湿をしましょう。
洗顔後は最も肌が乾燥しやすいタイミングです。
それと、毛穴が開いているため、化粧水が浸透しやすく保湿効果が高いのです。

また、化粧水をつける量は使用目安量を守りましょう。
余分につけると、水分が蒸発する時に肌に必要な水分も持って行ってしまうのです。
たっぷりつけた方が潤うというのは間違いです。

  1. 化粧水選びも気にしよう

乾燥が気になる場合は保湿効果のある成分が入った化粧水を選びましょう。
保湿効果がある成分はヒアルロン酸、コラーゲン、アミノ酸、セラミドなどがあります。

特にヒアルロン酸は、もともと人の体にも存在する成分なので敏感肌にはよいでしょう。
また、セラミドはバリア機能を高める効果が高いので産後の肌荒れにはおすすめです。

産後のおでこの肌荒れはなぜ起こるの?

産後に肌荒れを経験する女性は多いですが、部位、症状は人それぞれです。
ここでは、おでこが肌荒れした時の原因と対策方法についてご紹介します。

まずは、おでこの肌荒れがなぜ起こるのかを知りましょう。

おでこは顔の部位の中でも荒れやすい場所の一つです。
理由の一つは、前髪がかかる部位だからです。
では、前髪がかかるとなぜ肌荒れが起きやすいのでしょうか?

産後の肌荒れが起こる原因は、肌のバリア機能の低下です。
バリア機能とは、肌表面にある角質層が乾燥と外部刺激から肌を守る役割のことです。
角質層は、水分を十分に蓄えることでこの役割を果たしています。

産後はホルモンバランスが崩れ、この角質層を作りだすサイクルが乱れてしまいます。
そして新たな角質層が作られず、バリア機能が低下してしまうのです。

バリア機能が低下した肌は「敏感肌」と言われる状態になっています。
敏感肌は少しの刺激でも荒れやすいので、辛いものです。

おでこが敏感肌になってしまった場合は、前髪が触れるだけでも刺激となります。
前髪の先は尖っているため、触れると刺激となりやすいのです。
また、髪には雑菌が付いていることもありますから、それが刺激となることもあります。

このような理由から、前髪がかかるおでこは肌荒れが起こりやすいのです。

おでこが肌荒れしやすいもう一つの理由は、皮脂の分泌が多いことです。
特に産後は、ホルモンバランスが崩れて皮脂の分泌がうまくいかなくなりやすいです。
その結果、過剰な皮脂によってニキビなどの肌荒れが起こってしまうのです。

おでこの肌荒れの症状は?

ここまでは、なぜ産後におでこの肌荒れが起こるのかをご紹介しました。
次は具体的にどのような症状があるのかをご紹介します。

おでこには前髪による刺激がありますが、触れることによる刺激だけではありません。
汗をかいて乾きにくいこと、ワックスなどの整髪料が付くことも刺激となっています。

これらの刺激があると、おでこにはニキビ、湿疹ができるようになります。
また、かゆみを伴うこともあります。
さらに前髪の影響が続くと、おでこの肌荒れはなかなかよくならないでしょう。

おでこの皮脂が過剰になることで起こる肌荒れの症状は次のようなものです。

おでこの皮脂が過剰になると、皮脂で毛穴が詰まってしまいます。
そして、そこに雑菌も一緒に詰まってしまうと、炎症を起こしてニキビとなるのです。

また、皮脂の分泌が多くなると、脂漏性湿疹という湿疹ができることもあります。
これは、人の肌に常在するマラセチアという菌が繁殖して起こる湿疹です。
マラセチアは皮脂を好物としているため、繁殖しやすいのです。

おでこの肌荒れの対策方法は?

おでこの肌荒れの原因と症状を知ったところで、対策方法を知りましょう。

産後のおでこの肌荒れの大きな原因は、ホルモンバランスの崩れです。
それによって敏感肌、脂性肌になって、肌荒れが起こるのです。

このような肌荒れを治すには、ホルモンバランスを整えればよいのでしょうか?
それも必要なことですが、産後のホルモンバランスの崩れはそう簡単には整いません。

そこで、生活習慣やお手入れで肌荒れ対策をしてみましょう。

まずは、おでこを清潔に保つようにしましょう。
洗顔はもちろんですが、汗をかいたらこまめにふき取ることも大切です。

また、肌が荒れてしまった場合、患部が気になりますよね。
しかし、なるべく触らないようにしましょう。
手に付いた雑菌によって肌荒れが悪化しやすくなります。

そしてかゆみが出た時は掻いてしまうと悪化するので、掻かないようにしましょう。

肌を清潔に保つために洗顔の方法にも気を付けてみましょう。
まずは、洗顔前に手をきれいに洗います。
次に水で汚れや汗をある程度洗い落します。

それから洗顔フォームをしっかりと泡立てて、泡を転がすように優しく洗います。
産後の肌は特に敏感な状態なので、洗顔時には擦らないようにしましょう。

次にぬるま湯で泡をしっかりとすすぎましょう。
特におでこの髪の生え際は、泡が残りやすい箇所です。
泡が残ったままだと、それによって肌荒れが起こってしまうので気をつけましょう。

洗顔後にタオルで顔を拭くときも擦らず優しく水分を拭き取りましょう。
その時に使うタオルも清潔なものを使うようにしましょう。

おでこを清潔に保つ以外の対策方法の一つは、水分をたくさん摂ることです。
水分を多く摂ることで血液がサラサラになります。

血液の粘度が下がれば、肌にきちんと栄養が届き、肌荒れが改善されやすいです。
また、代謝が上がって老廃物が汗や尿などで体外に排出されやすくなります。
肌に汚れが溜まりにくければ、肌荒れも改善するでしょう。

もう一つは、サプリメントで栄養補給をすることです。
肌荒れ改善には栄養バランスのよい食事が必要ですが、産後のように忙しいと困難です。

荒れた肌を修復してくれる栄養をサプリメントで補えば時間もかかりません。
肌の修復や新陳代謝を活発にしてくれる栄養素は、ビタミンAと言われています。
ぜひ取り入れてみましょう。

最後に

産後に肌が乾燥してしまう原因を知ると、誰にでも起こりうることだとわかります。
乾燥肌の対策方法はたくさんありますから、自分に合った方法を見つけて試してみましょう。
対策方法は毎日の積み重ねが必要ですが、ぜひ試してみてくださいね!

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