産後の肌荒れには馬油が効くの?使い方と効果をご紹介!

育児
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産後の肌はデリケート

産後の女性はホルモンバランスが変化したり、免疫力が低下したりしてしまいます。
そのため、産後の体、肌はデリケートなのです。

デリケートな状態になった肌は、肌荒れが起こりやすいものです。
肌荒れが起これば、保湿クリーム、オイル、化粧水、薬などを検討する人が多いです。

しかし、肌荒れを改善したい反面、敏感な肌に何かを塗るのは心配な人も多いでしょう。
そのような場合は、できるだけ肌に優しいものがいいですよね。

肌に優しいケア用品の一つには「馬油」があります。
「馬油」を聞いたことがあるけど、産後の肌荒れに本当に効くの?
そのように疑問に思う人も多いでしょう。

ここでは産後の肌荒れに馬油が効くのかどうか、効果的な使い方をご紹介します。

馬油とは?

まずは馬油とはどんなものなのかを知りましょう。

馬油とは、馬のたてがみや尾の基部から抽出した油脂です。
馬油は動物性油脂ですが、不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。
この不飽和脂肪酸の割合が人の皮脂と近く、人の肌に浸透しやすいと言われています。

また、馬油は天然成分であるため、肌に優しく、敏感肌にもぴったりなのです。
馬油は昔から皮膚治療、美容に効果があるとされ、使われてきました。
薬局などでも購入でき、すぐに手に入るのもうれしいですよね。

産後の肌荒れに馬油は効くの?

産後の肌荒れの症状はさまざまです。
ここでは、肌荒れの症状ごとに馬油の効果についてご紹介します。

  1. 乾燥肌

産後、乾燥肌に悩む人が多いですが、その主な原因は肌のバリア機能の低下です。

バリア機能とは、肌表面にある角質層が乾燥と外部刺激から肌を守る役割のことです。
角質層は、水分を十分に蓄えることでこの役割を果たしています。

産後はホルモンバランスが崩れ、この角質層を作りだすサイクルが乱れてしまいます。
そして新たな角質層が作られず、バリア機能が低下してしまうのです。

バリア機能が低下した肌に馬油を塗るとどうなるのかをご紹介します。
馬油は肌にしっかりと浸透し、水分を保持するための基盤を作ってくれます。
そして、肌の表面でバリア機能をつくる役割も果たしてくれると言われています。

それは馬油の成分が人の肌に近く、浸透しやすいという特性があるためなのです。

そのため、肌に馬油を塗ればバリア機能を高め、乾燥を防いでくれると言えます。

  1. ニキビ・湿疹

産後にはニキビや湿疹に悩まされる人もいますが、馬油は効くのでしょうか?

ニキビや湿疹の原因が乾燥であれば効果があると言えます。
産後はホルモンバランスの変化により、皮脂の分泌がうまくいかないことが多いです。
その結果、肌が乾燥してニキビや湿疹ができることがあるのです。

このような肌に馬油を塗ると、保湿と炎症を抑えてくれる効果があります。
それは、馬油に含まれるα-リノレン酸という成分に抗炎症作用があるためです。

一方で、産後に皮脂の分泌がうまくいかず、脂性肌になってしまう人もいます。
それによってニキビや湿疹ができることもあるのです。

このような肌に馬油を塗ると、肌の油分が過剰になってしまいます。
過剰な油分があると、ニキビの原因菌がそれをエサにしてさらに繁殖してしまうのです。

よって、ニキビや湿疹の原因が脂性肌の場合は馬油を塗っても効果がないと言えます。

  1. シミ

シミもまた、産後の肌荒れの症状の一つです。
このような症状にも馬油は効くのでしょうか?

産後のシミの原因の一つは、肌のバリア機能の低下です。
バリア機能が低下した肌は、紫外線などの刺激を受けると炎症を起こしやすいためです。
肌が炎症を起こした結果、シミとなって残ってしまうのです。

また、血行が悪くなることで肌の新陳代謝が低下することも原因としてあります。
肌の新陳代謝が低下すれば、メラニン色素が肌の奥に残ったままになるのです。
メラニン色素が残った状態が続くと、肌に沈着してシミとなってしまいます。

そのようにできたシミには馬油は効果があるのでしょうか?
ここで注目するのが、馬油の血行促進作用です。

馬油は人の皮脂に近いので、肌に素早く馴染んで深く浸透してくれます。
その結果、皮下組織を刺激して保湿性を高め、血行促進効果が出るのです。

血行が良くなれば新陳代謝も上がるため、メラニン色素が垢と一緒に排出されます。
そして、シミが薄くなってくれるのです。

馬油の効果的な使い方

産後のさまざまな肌荒れの症状に馬油は効果があることを知っていただけたでしょうか?
次は馬油の効果的な使い方を知りましょう。

まず、乾燥対策については馬油を塗るだけではいけません。
馬油は肌に浸透して水分保持の基盤を作ってくれますが、水分は補えません。

そのため、馬油を肌に付けた後に化粧水で水分補給をしてあげましょう。

ニキビに対して馬油を塗る場合は、塗り過ぎには注意が必要です。
塗り過ぎれば余分な油分が毛穴に詰まり、ニキビを悪化させてしまうこともあります。
まずは1,2滴だけ塗ってみてたりないようなら少しずつ足して塗るようにしましょう。

また、脂性の肌の場合は、馬油でニキビが悪化しやすいです。
使う前は自分の肌質もチェックしてから使う方がよいでしょう。

シミに対して馬油を使う場合は、効果を実感するには時間がかかるかもしれません。
即効性を感じにくいものなので、根気強く馬油を塗るようにしましょう。
馬油を塗る時は気になる個所をマッサージしながら塗るとよいでしょう。

また、シミがすぐに薄くならなくても、まずは顔色がよくなるでしょう。
肌のトーンが明るくなる効果も期待できますよ。

そして、どの症状にも共通して言えるのが、洗顔・入浴後の肌に馬油を塗ることです。
肌が清潔な状態でないと、馬油と一緒に細菌も肌に浸透してしまうからです。
また、顔・体の水分が蒸発してしまわないうちに、早めに馬油を塗って保湿をしましょう。

最後に

産後の肌荒れには馬油が効果的であることを知っていただけたでしょうか?
人によっては合わないことや付け心地が気に入らない場合もあるかもしれません。
しかし、馬油の効果が気になる方は、ぜひ馬油を試して肌荒れ対策をしてみてくださいね。

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