花粉症といろいろな植物の関係

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花粉症とカモガヤ

花粉症の中にカモガヤ花粉症の人がいるといわれています。
カモガヤ花粉症いうのはカモガヤという植物が原因で起きる花粉症なのですが、
もともとはカモガヤは、日本にはない種類の植物だったのです。

明治を過ぎてから、
牧草にするために外国からカモガヤが輸入されたことがきっかけで国内に入ってきましたが、
おもに北海道で生育していました。

その後戦争になり戦後牧草が全国に広まっていったことで
カモガヤは全国的に生育する植物になりました。

カモガヤ花粉症があるということはあまり知られていなかったのですが、
カモガヤ花粉症になる人が、犬の散歩をしている時になるなどとして色々と調べているうちに、
犬の散歩のコースに合った雑草のカモガヤの花粉を発見して、
それが花粉症の原因になっているということがわかりました。

カモガヤ花粉症の症状はほとんどスギ花粉と同じなのですが、
くしゃみが止まらなかったり、鼻水が出たり鼻がつまったりします。

カモガヤ花粉症はまだそれほど有名ではないので
風邪と間違える人も多いかもしれませんが、
毎年同じ時期に風邪を引くという見覚えがある人はカモガヤ花粉症かもしれませんね。
スギというのは北海道にはありませんから、
北海道で花粉になる人はカモガヤ花粉症が多いかもしれません。

花粉症とヒノキ

ヒノキの花粉症で悩んでいる人は多いですよね。
スギ花粉がおわって、やれやれと思っているとヒノキ花粉のシーズンになって、
飛散した花粉により花粉症を発症する人は多いと思います。

花粉症の原因になっているヒノキは、鹿児島県や福島県にたくさんありますが、
中国地方にも多いといわれています。

ヒノキ花粉のヒノキの花粉はいつごろ飛散しているのかというと、
だいたい、四国地方では3月の初めから5月の初めごろくらいまでが
飛散時期として知られています。
覚えやすいいい方をすれば桜が開花するころにヒノキ花粉が飛散すると思うといいと思います。
スギ花粉が飛散し終わってからということになります。

スギ花粉で花粉症になりやすい人というのは、
ヒノキ花粉症にもなりやすいといわれているのですが、
その理由というのは、スギ花粉とヒノキ花粉の構造がよく似ているからなんだそうです。

スギ花粉は、ヒノキ花粉に比べるとかなりの量が飛んでいますが、
これからヒノキ花粉も増えつつあるといわれています。

ヒノキ花粉は、40年前に比べると何とたった数十年のうちに
量が3倍に増えたといわれていますから、
これからもヒノキ花粉症で悩む人というのは年々増えていくかもしれませんね。

花粉症とセイタカアワダチソウ

花粉症の原因の一つニセイタカアワダチソウという草があります。
この草、茎の高さがかなりあって、1メートルから3メートルにまで成長するんだそうですよ。
しかも多年草だそうで、
一年を通して花粉症の症状のセイタカアワダチソウが生えているといってもいいと思います。

もともとは北アメリカで生育されていた植物だったのですが、
明治時代以降に日本では鑑賞用として作られていたのが、
戦後には栽培しなくても河原や空き地などに急に増えていって野生化して
今は雑草のように野生化したセイタカアワダチソウを見ることができます。

セイタカアワダチソウの花粉が飛ぶ時期というのは
10月から11月ごろが主な花粉の飛散時期で、
実はセイタカアワダチソウの生命力というのはとても強いといわれていて、
日当たりがいい場所だったらどんな場所でも育つそうですから、
花粉も飛びまくっているそうです。

10月から11月にかけて、なんだか調子が悪い人や、
風邪を毎年同じ時期にひいているという人は、
セイタカアワダチソウの花粉症かもしれませんから、
注意して見るといいかもしれませんね。

河原や土手などでセイタカアワダチソウを見かけても花粉症の人は
花粉を巻き散らかさないようにそっとしておくのがいいでしょう

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